井戸敏三兵庫県知事が、公用車をレクサスからセンチュリーに変更したことが話題になっています。

兵庫県民からしてみれば、いくら知事とはいえそこまでの高級車が必要なのか、5,000ccもの排気量にどんな意味があるのか、全く理解に苦しみますね。

 

「乗ってみてください」

井戸敏三知事は、乗ってみればセンチュリーの必要性が分かると言いますが、彼の言い分に説得力を感じる県民は少ないでしょう。

井戸敏三兵庫県知事がセンチュリーを選んだ理由

兵庫県は県土が広く山道も多い、信頼性の高い車が必要

5,000ccの排気量が必要

ハイブリッドであり経済的

環境性能に優れている

信頼性

井戸敏三知事がセンチュリーを選んだ理由として、信頼性の高さをあげています。

これは、前兵庫県知事の貝原俊民氏が交通事故で亡くなったこともあり、このことについて「意識しないわけがない」と発言しました。

確かに安全性は大切ですが、センチュリーでなくてはならないのでしょうか?

5,000cc

また、以前の公用車のレクサスからセンチュリーに変更した理由として、排気量が5,000ccのモデルが無くなったから、とも答えています。

センチュリーで、どんな道をどんなスピードで走っているのか知りませんが、5,000ccの排気量の車でなくては兵庫県では移動できないのでしょうか?

5,000cc以下の排気量の車は兵庫県に山ほど走っています。知事の言葉通りなら兵庫県ではそこら中で車が故障しまくりですね。

昭和40年代とかならありえる話かもしれませんが、現代ではありえないでしょう。

 

そもそも、レクサスLSが新型になって5,000ccから3,500ccに排気量を下げたことには理由があります。

ご存知かもしれませんが、自動車のエンジンのダウンサイジング化は環境性能に配慮した結果そうなったものであって、世界中の自動車メーカーがそれにならっています。

これを無視して我が道を行くのは、私が知る限りブガッティくらいのものでしょう。

 

環境性能の高さの評価ともとれる「エコカー減税」から見ると、センチュリーは「50%減税」なのに対して新型のLSは「100%減税」となっており、井戸敏三が環境性能を理由にあげるのであれば、より環境性能に優れている新型LSを選ばないことは矛盾しています。

 

車は排気量が大きいほうがえらい!とか思うのでしょうか?庶民感覚との大きなズレを感じます。

3,500ccと5,000ccにどれほどの違いがあるのか分かりませんが、公用車は何が何でもセンチュリーにしたかったのでしょう。

公用車”センチュリー”にかかる費用

センチュリーのリース費用

月額25万円で7年契約 総額で4200万円

レクサスのリース費用

7年契約で総額2800万円

増加額

1400万円。1年当たり200万円の増額です。

 

まわりの反応

橋下徹

「井戸さんはこういう人」

「本来なら、周りの人が教えてあげるべき」

「権力を持ち続けるとズレてしまう」

「税金の無駄遣いと世間から批判を受けても変な理由を言わず、俺はセンチュリーに乗りたいと言えばいいのであって、変な理屈つけるから笑われてしまう」とも

 

橋下徹氏といえば、彼の母校の中学校での講演会に愛車の真っ赤なポルシェで登場し、

「努力すれば誰だってはい上がれる」

と生徒を励ましたエピソードは有名です。

 

税金で高級車に乗る誰かと違ってカッコいいですねえ

門 博文氏(兵庫県議)

 

 吉村大阪府知事

「最高級車でなければ知事の仕事ができないというわけではない」

「おかしな話だと思う」

兵庫県民

県民としては”いらん

ツイッター

 

これは厳しい意見ですね。しかし、大多数の国民はこのように感じていると思います。

「乗ってみてください、乗ってみてください。」

 

井戸知事が会見の中で、一度言えば分かるものを二度繰り返して言うところが、センチュリーを公用車にする確固たる理由が無いことを物語っていますね。

県民の誰もが納得できる、センチュリーでなければならない理由など無いのでしょう。

「この話題にはもうウンザリ」なのがよく分かります。

センチュリー会見での質疑応答

記者からの質問の答え方から、この人の人間性が透けて見えるようで面白かったので、ここでかいつまんで載せておきます。

知事定例記者会見(2020年10月21日(水曜日))

なお、TOPにある”【公式】何が始まるの?兵庫五国連邦(U5H)プロジェクト発足!”という動画と比べて、意図的になのか音量があまりにも小さいので注意してください。

以下は記者会見からの引用です。

 

記者:
 先般から報道されています、公用車の問題について。県民からは高すぎるという意見がある一方、皇族や要人も来られるようですから、そうした使い道もあるのではないか、という声もあると聞いています。そうした県民の賛否や、批判も含めた声について、知事はどう受け止めていらっしゃるのでしょうか。また、契約の見直しについては、従前から説明されているように、変わりはないでしょうか。

知事:
 まず、あのように報道されてしまったことは、非常に残念だと思っています。我々の公用車の取り扱いについての基本的な考え方を、きちんと皆さんに体系立てて説明するのが少し遅れてしまったことが、ああいう取り上げ方しかされなかった1つの原因なのではないか。これは、我々はこれからも反省していかなければならないと思っています。
 ただし、何度も強調しましたように、走行性、安全性、環境性能などの4つの要件を満たしながら、今までの知事車としての選定経過の中で選定してきています。そのようなことを、しっかりと説明をすべきであった、と思っています。私としては、特に安全性という面で、貝原前知事の不幸な事故があったこともあり、できるだけそのような配慮がなされるべきではないか、という点を強調させていただくべきであった、とも思っています。
 また(すでに)、契約をしており、今のような選定経過ですので、現時点で直ちに見直すということにはなりませんが、もとよりこの契約の期間は7年となっています。もうすでに1年経過しましたから、6年後に、どのような車種がよいのかについて、その時点でさらにしっかりと検討すべきことになるのではないか、と思います。相変わらずセンチュリーにするのがよいのかどうかです。なにしろ、去年検討した時には、適切なレクサスの車がありませんでした。今も1車種しかないはずです。排気量が3500ccの車しかないはずです。ですから、同じような規模の車を選択しようとすると、そのような選択に落ち着いたということもご理解いただければ、と思っています。

記者:
 センチュリーの関係について。先ほどのお答えの中で、「前の知事の不幸な事件もあり、安全性が」という話がありましたが、前の知事の事故というのは、知事の職にあった時の事故ではない、と認識しています。不幸な事故があったのはよくないことだと思いますが、知事の安全を守るという意味でセンチュリーにしなければならないという話を説明する上では、何か噛み合っていないような気がしますが、どのようにお考えでしょうか。
 また、レクサスが、3500cc(しかない)という話ですが、3500ccは一般の感覚ですと、ずいぶん上等な車だ、と思っています。センチュリーでもよいと言えば、よいのかもしれないのですが。それをあえて3500ccではなく5000ccでなければダメだというところが、分かるようで分からないのですが、どのようにお考えでしょうか。
 そのあたりも含めて、県民の方にもお話を聞いていると、「知事という役職だから、センチュリーに乗るのは必ずしも間違っているわけではない」という意見の一方で、「そこまでお金をかける必要があるのか」と思っている方も、我々の取材ではいらっしゃいます。知事としては、センチュリーに乗る人は、どういう必要性がある人がよいと思っているか、この3点について教えていただければ、と思います。

知事:
 まず、「乗る人(が誰)だから選ぶ」という話ではなくて、「兵庫県の知事車としてどういう車が望ましいのか、という(検討)過程の中で選ばれてきた」ということです。「こういう人だったら乗るべきだ、ということから選択されたわけではない」ということをまず申し上げておかなければならない、と思います。
 次に、貝原さんの事例を出してきたのは、前知事になられてからではありますが、横からの衝撃に耐えきれなくて、即死されました。セルシオだったわけですけれども。そのような事例が間近にあるのに、「そのような事例を意識しないで、選択してよいのではないか」とするには、あまりにも重大な先例なのではないでしょうか、ということです。
 3500ccがよいのかどうかは、走行能力との関連があります。今日も南あわじ市の「若人の広場」まで往復してきたわけで、300kmくらい走っているのです。それ(くらいの距離)を縦横に走ろうとすると、前のレクサスでも5000ccでしたが、それを下げることについては、車の走行性能などから、いかがだろうか、との選択をしたということです。

記者:
 今どき、1000ccや2000ccなど、軽自動車でも、「軽自動車に乗りなさい」とは言いませんが、1000ccや2000ccでも走っている車がある中で、5000ccである必然性はどうでしょうか。3500ccでも南あわじ市まで、結構、快適に行き来できる、と思いますが。

知事:
 乗ってみてください。快適性というのには色々な評価があるかと思いますが、3500ccが正しいのか、2000ccが正しいのか、これはなかなか決められないのではないでしょうか。単に、今までずっと、知事車が5000ccになってきたのです。レクサスの前もセンチュリーでした。ですから、そういう意味で、その程度の排気量のある車を知事車としてふさわしいものだと取り扱ってきていたので、その原則に従わせていただいた、ということではないでしょうか。
 「3500ccだからふさわしくない」とは言っていません。車の能力はすごくよくなっていますから、それなりの能力を発揮してくれると思います。しかし、やはり排気量の大きい方が、走行能力も高いし、安全性も高いし、環境性(、快適性)も高い、ということは言えるのではないでしょうか。

記者:
 5000ccの車に乗ってみたいぐらい、恐らく快適なのだろうと思います。しかし、5000ccでなければ、その快適さがなければできない知事の仕事というのが何なのかが、恐らく県民の皆さんも分からない、と思います。それは、どういうところなのでしょうか。

知事:
 それでしたら、センチュリーに乗っておられる皆さんに、そういう意味で「なぜですか」と聞いていただいたらいかがでしょうか。兵庫県の知事車として、そのように採用しているということなのであって、「他でセンチュリーに乗られている方は、何も問題はない」とおっしゃっているのでしょうか。「知事車にはふさわしくない」とおっしゃっているのでしょうか。

記者:
 知事車は、こうだから、こう必要なのだ、という説明があれば、ああ、なるほど、5000ccに乗った方がよい、となると思いますが。

知事:
 それについては、何度も申し上げているように、走行性、安全性、環境性(、快適性)など、知事車としてふさわしい要素を考慮して選択された結果です、ということを申し上げています。

記者:
 大多数の県民の方は乗ったことがない、と思うのですが、そういう方に対しては、どのように説明すれば納得できる、と思いますか。

知事:
 今のような説明でご理解いただきたい、と思っています。

 出典:https://web.pref.hyogo.lg.jp/governor/g_kaiken20201021.html

まとめ

井戸敏三 兵庫県知事のセンチュリー問題について調べてみましたが、結局のところ公用車の選択について納得できる理由はありませんでした。

そもそも、7年間で4,200万円というリース代についても、知事がそれに見合う役割を果たしているのであれば、県民の誰もが納得したでしょう。

井戸知事については、コロナでの対応のまずさや、”諸悪の根源”などの失言が目立っていたので、余計に叩かれたわけですね。

 

橋下徹氏が言うように

「俺はセンチュリーに乗りたかったんや!」

と正直に行ったほうがよかったかもしれませんね。

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